2023-07-23 「見えない怪物」 詩 「お前なんていらない」と 無関心が叫んでいる その叫びに抗うように わたしは剣を抜いた 「自分さえよければいい」と 見えない怪物がささやく 不安で無防備な人間が どれだけ犠牲になったの 信じる強さがあるなら 信じるものを間違えずに 自分に力はなくても 愛するあなたはわたしの力 誰ひとり いらない人なんていないから どんなにか ゆがんだ この世界であっても もし誰からも愛されていないように思える日は ただ天を仰いで 祈りささげていよう