2016-05-05 友よ 詩 友よ ふたたび語り合おう 木陰のような明るさで 開け放された静けさの中に 見つけた隠れ家のような場所で いつも待っている悠久のときに 包まれて 眠たげな小鳥たちのさえずりを聞きながら いつかのような熱っぽさで 語り合おう 論じ合おう たわいもない日々の出来事や 語りつくされた理想を 友よ いまどこにいるのか 眠っているのか覚めているのか もう知ることのない遠いところに わたしたちは離れてしまった