2015-10-23 うみ 詩 砂浜に打ち上げられたガラスの破片を拾い上げてゆくように理由もなく探し続けていた理屈では語れなかった生きているということ物差しでは測れなかったそれでも思い出のかけらが増えるたび心の中 豊かになってゆくのがわかったいつもより少しだけ大きなボリュームで流す音楽が胸に響いて 大切なものが何なのか 指し示すように寄せては返す波何度も時は訪れて そして去っていく同じ波は二度と来ないそれぞれの時間が流れていくその交差点であなたに会えたしあわせ拾い上げて 夢中になって すすもう