さんびのうた

オリジナル賛美の作詞、作曲

音のない夜

かなしみは


そっと、黙っている


しんしんと降りつづく雪のように


音のない夜には


ひとつ灯をともして


さみしいと


言えなくて


強がりの 弱虫は


癒えない心を引きずって


小さな小屋にたどり着いた


そこにはかなしみがひとりで立っていて

なにも言わずに 迎え入れてくれた


音のない夜には

ひとつ灯をともして

しずかに零れる涙に

身をゆだねていたい


かなしみは

かなしみは

そっと、黙っている


夜が更けてゆく